いわきで進行する深刻な高齢化

いわき市には、今(2017年6月現在)、約34.6万人の人たちが暮らしています。このうち「高齢者」 と呼ばれる65歳以上の方は、約9.5万人。全体の29%を占めています。まだギリギリ3割には届いていません。しかし、高齢化がピークを迎える2025年には、高齢者の数は10.3万人に増えると予想されています。実に、人口全体の32.9%。まさに「3人に1人が高齢者」の時代に入っていくわけです。当然、それに伴って、一人暮らしの高齢者や、75歳以上の後期高齢者の数も増えていきます。これが、いわゆる「2025年問題」。いわきもまた「超高齢化社会」に向き合わねばなりません。

多様な生き方の「選択肢」を守る地域包括ケア

超高齢化の時代においても、豊かな社会を目指せると私たちは考えます。
その豊かさの指針は「選べること」です。介護施設で過ごしたい人も、故郷や自宅で過ごしたいという人も、「自分が望む場所で最期まで暮らせる」ということ。私たちは、いわき市をそんな地域にしたいのです。そのためには、医療・介護・生活支援・予防・住まいといった領域がこれまで以上に連携し、地域で過ごすことを選んだ人たちを、医療機関や介護施設にいるのと同じようにサポートしていくことが必要です。これが地域包括ケアです。いわきは広域都市なので、勿来、小川、小名浜、大久といったように、各地域のなかに仕組みを作っていくことを目指しています。

いわきの地域と人の間を「いごく」人たち

地域のみんなで高齢者を支えることを「後ろ向き」なものにしたくはありません。老いること、誰かの世話になることは、当たり前のことだからです。ですから、私たちは、明るく、楽しく、そして無邪気に連携を模索し、地域の高齢者をポジティブに支えることを基本理念とします。決して難しくはありません。実はもう、そんな仕組みを地域のなかに作っている人たちがいるのです。立場や領域、職種の壁を超え、人と地域の間を「いごく」人たち。私たちは、そんな人たちから「いごく」ことの秘訣を学んでいきたいと考えています。学び合うこと、伝え合うことの先に「自分が望む場所で最期まで暮らせる社会」があると信じているからです。

いわきを世界で一番「いごく」地域にしたい

いごく人、いごく隣近所、いごく集会所、いごく地域・・・多くの「いごく」が繫がることで、地域の選択肢が生まれていきます。選択肢の乏しい社会は「幸せのかたち」まで単調なものにし、レールから外れてしまった人を「不幸」だと考えてしまいます。でも、そうではないと思うからこそ、私たちはいごいていきたいのです。その担い手は私たち自身。年齢も性別も国籍も障害の有無も関係ありません。 平に、小名浜に、勿来に、常磐に、内郷に、四倉に、遠野に、小川に、好間に、三和に、 田人に、川前に、 久之浜に、大久に暮らす私たちが、自分が望む場所で最期まで暮らし続けること。それを当たり前にできるいわきを目指して、あなたもちょっとだけいごきませんか? あなたの暮らしも、面白く、そして豊かになるはずだから。