想像してみて下さい。
老いも若きも、国籍も性別も、障害の有無も性格の違いも、そんなもの関係なく、色々な人たちが、グラデーションそのままに集い、語らい、心を休めることができる。そしてその中心に食がある。そんな場所。
親が仕事で忙しい。受験勉強に疲れた。なんだか何をしてもうまくいかない。人間関係が辛い。心も体も絶不調だ。誰もが、それぞれの「生きにくさ」を持ち寄ることができて、それが少しでも緩和され、具体的な相談や支援につながる。そんな場所。
地域の人々の思いも食材も、なぜか勝手に集まってきて、誰に気兼ねすることなく、いつでもごはんが食べられ、お腹が満たされて、ちょっとだけ生きる力が湧いてくる。そんな場所。
微力だけれど地域のために役に立ちたい。福祉や社会包摂を実現するために起業したい。自分の表現力を爆発させたい。そんなアツい想いや、ほとばしる創造力が集い、つながり、社会をよりよくするアクションを起こすことができる。そんな場所。
私たち「チームいごく」も、そんな場所を作りたい、チャレンジしたい、仲間たちと激しくいごいていきたいと考えてきましたが、千載一遇のチャンスが到来しました。理想の場所を作れるかもしれないという「物件」が見つかり、今、オーナーさんに「有志を募るので待ってほしい」とお願いし、キープさせてもらっている段階なのです!
いわき市内某所。平と小名浜と常磐の間。どこからでも通えそうな、いわきのド真ん中です。
以前は飲食店として使われていた場所になります。家賃は月30万円ほどかかりますが、かなり広い物件なので、福祉事業所や医療関係の企業の事務所、さらには社会起業家のコワーキングスペースや、イベントスペースとしても使うことができそう。複数の事業者が家賃をシェアして運営することを想定しています。
飲食店になる前の、ほぼスケルトンの状態まで戻した上での引き渡しも可能とのこと。使えそうなところは残し、大きく変えたいところはまっさらな状態まで戻すことができます。自由度が高いので、デザインを段階的に構想しながらリノベーションを進めていくことができそうですし、とにかくいろいろと妄想が膨らんでしまいます。
—新しいフクシ、新しい地域包括を、この場所から。
福祉や地域づくりに関わる事業者がオフィスを構え、互いに連携しながら、地域の医療・福祉・まちづくりをリードし、その中心に「たまり場」としての食堂をしつらえる。食を楽しみつつ、様々な人たちが生きにくさを持ち寄り、相談を受けつけ、様々な場所につなぐことができるような‥‥‥。
つまり「総合お悩み相談センター」であり、「集会所」でもあり、「たまり場」でもあり、「みんなの食堂」でもある。そんな場所を一緒に作りませんか? 高齢者福祉も、障害福祉も、労働問題も子育て問題も、社会の問題をごちゃまぜに「包括」できる新しいフクシの形を、この場所でなら実現できるはずです!!
面白そう。やってみたい。具体的に事務所を開きたい。話を聞きたい。どんなことでも構いません。猶予は1ケ月しかないので、急いで話を進め、調整します。このまま流してしまうには、本当に勿体ない。期間は短いですが、なんとかこの物件を活かせる方法を探っていきます!
公開日:2018年05月17日
たまり場igokuプロジェクト
お問い合わせ:いわき市地域包括ケア推進課
TEL:0246-22-7465(担当:いがり)