寒いけど”あったかい”川前


 

今年、この4月から僕は仕事でちょくちょく川前に行く機会が増えた。

いつからか覚えていないが、川前を訪れるたびに心が弾んでいることに気が付いた。

川前との最初の出会いは春の季節、清々しい新緑のトンネルが爽快。

夏の季節、透き通った小川で足を冷やす。チョー気持ちいい。

秋の季節、紅葉のグラデーションが半端ない。

そして今回。冬の季節、1213日に川前に向かった。

今日、何が行われるかというと、川前居酒屋第3弾!!夏、秋に川前駅前で開催され、大盛況だった屋台の冬バージョンである。

 

今回は車で向かう。川前に到着して車を降りると。。。

これまでと違い、寒い。平より明らかに寒い。川前特有の寒さだ。話を聞くと、日中は雪もチラついていたらしい。震えるほどの寒さを感じながら、駅前に立つ開店前の屋台テントの入口をくぐる。するとそこは別世界。

 

川前のおばちゃんたちの巣窟だ。十人以上のおばちゃんたちが群がり、屋台の準備。活気に溢れている。おばちゃんたちも3回目の屋台ともなると慣れた手つきで準備をしていた。キジコロッケは130個を用意。「今回のはうまいよ~」とおばちゃんたちは自信満々。

 

そこにいわき駅からの電車が到着。見に行ってみると、人がほとんど降りてこない。今回は土曜日の夕方から開催ということもあり、よそからの客は少ないようだ。16時の開店を迎えると、どこから噂を聞きつけたのか、地元のお客さんが現れ始める。

 

キジコロッケやそば粉を使ったアメリカンドッグがどんどん売れる。売り切れちゃマズいと思い、僕もキジコロッケをいただく。

「うっ。うまい!」味がしっかりしてて、ソースもいらない。椎茸の風味も良い感じ。

サクサクのホクホク!!

 

これはおばちゃんたちも自信満々なわけだ。

次にアメリカンドッグ。「かっ。軽い!」普通のアメリカンドッグよりも軽くて食べやすい。粉っぽさもなく、何本でもいける。

 

次は豚汁。「あっ。あったまる~!」だしの甘さと川前野菜の旨味がめっちゃ出てる。

 

とにかくどれを食べてもうまい!これだけおばちゃんの力が結集すれば、美味くないわけないか~。

気づくと、テーブルには地元のお客さんがつどっていた。今回は、本当にアットホームな雰囲気。これまでの夏・秋と違って地元民だけが集まっている。みんな気兼ねなく語り合い、その時間を楽しんでいる。これは新しい「つどいの場」だ。「夜のつどいの場」。お店の少ない川前だから生まれたこの企画。それぞれの季節の居酒屋には地元愛がたくさん詰まっているし、なんせ地元のパワーがお客にも伝わってくる。この企画を実行できる「川前の力」。川前のみなさんは当たり前だと思っているかもしれないけれど、そのパワー。誇りに思ってください!

受付3人娘

お兄ちゃん、飲むかい?ってな感じの陽気なおばちゃん

 

おかげでほかの地域の人が川前の良さに気づくだけでなく、地元民も改めて川前の良さにも気づける良いきっかけになったのではと思いました。

恒例のやつ。冬はストーブの灯も含めてイルミネーション。

 

冬の川前。寒いけど、その分、人の温かさを十分に感じることができました。

心弾む川前!!冬も健在!

また来たい!そう改めて思った夜でした。


公開日:2019年01月09日