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内郷の住宅地、高坂町にある内郷第一中学校では、定期的に地元「高坂9区」の高齢者が集まる「つどいの会」が開催されています。山間部だと「集会所」というケースも多いのですが、中学校の校長先生の理解と協力もあり、高坂9区の場合は中学校が会場。これぞ未来の地域包括。
つどいの会では、さまざまな取り組みが行われていますが、高坂9区は、地域の皆さんが高齢者を支える「支え合い活動」が盛んです。取材に伺った日も、ちょうどその支え合い活動の一環として、メンバーと地域の高齢者の交流会が行われていました。
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中学校の教室が地域の交流の場に。日差しも入りとてもまったりといい雰囲気
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中学校の教室に「つどいの場」で作られたクラフトが。これがこれからの時代の地域包括!
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この日は、支え合い活動のサポーターによるハイレベルな「朗読」も行われていました
中学校が会場の「つどい」ということで、学校の給食を食べて交流するのもこちらの特色。レクリエーションが終わると、みんなで給食を配膳し、みんなで頂きます。今まさに子どもたちが食べているそのままの給食。わざわざ配食などを手配しなくても、こうして食の時間を演出できるのは、学校のメリットですね。
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支え合い活動のサポーターが、高齢者の皆さんに配膳していきます
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地域のコミュニティ再生に尽力している、高坂9区の小堀区長
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この日の給食はさんまの煮付け、豚汁。さらにここにご飯も入ります。栄養は十分!
高坂9区では、小堀区長を中心に、いわき市の「住民支え合い活動づくり事業」に参画。14人の市民がサポーターとなってさまざまな支援を行なっています。ニーズを聞き出す傾聴、ゴミ出しや庭木の手入れなど、暮らしのなかの小さな困りごとを住民が主体となって行なっています。
小堀区長は「高坂のような住宅地でも、住民同士の支え合いが本当に大事です。中でも大事なのは傾聴ですね。こちらから困りごとや情報を取りに行く。サポーターが増えれば、地域の皆さんの暮らしの情報がここに集まってきて事前に動くこともできますから」と言います。
自治体のソーシャルワーカーや地域の民生委員の皆さんの情報網からこぼれ落ちてしまうような、地元の暮らしの小さな情報を集め、大きな問題になる前に解決を図る。それが支え合いの醍醐味。高坂には、いわき市でも最先端の「地域の支え合い」があります。その団結力が、この中学校から生まれているわけです。
給食、ごちそうさまでした!
公開日:2019年02月20日
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内郷第一中学校(高坂9区つどいの会)
普段は普通の中学校ですが、定期的に1階会議室が「つどいの場」の会場になります
- 所在地
- いわき市内郷高坂町立野129-1
- 活動日
- 月に3回程度 不定期
- お問合わせ
- いわき市地域包括ケア推進課
- TEL
- 0246-22-1202