おなじみ北二区ではソーシャルディスタンスなどに十分注意を払いながら、すでに「つどいの場」を再開しています。お邪魔してみますと、なにやら中からきゃあきゃあと歓声が。何をしてるんでしょう・・・。どーも、こんにちはー。
「あ!カメラ来た!早ぐ撮りな!」
「え?何してんですか?」
「メイクしてんの!早ぐ!」
いわきを代表するイベントプランナー「かたぎしよしえ」さんが本日用意したアトラクションは、スペシャルゲスト(かたぎしよしえさんの友達)によるメイク体験。これは盛り上がるわー、女子ですもの。
マッサージなのかなんなのか、体験者が顔をもみくちゃにされると、するほうもされるほうも見てるほうもみんな大笑い。大きく開け放った窓からは元気な女子たちの声が集落に響き渡っています。
さて、ではここで恒例の、総料理長「かたぎしよしえ」さんによる献立紹介とまいりましょう。
「ズッキーニがらセロリがら何がら夏野菜いろいろ入れであだしが1時間半煮だドライカレー、真竹も入ってんだ、真竹はこないだ大工さんが食うがー?って言うがら食うっつってもらって来たの。もらって来たっつったって取りに行ったの、朝の5時に。あの人は言うだげ、あだしが掘ったの」
「あそごの坂道の畑で持ち主にお断りして間引いできた無農薬の人参、これ容易でねーんだよ抜ぐの。んで葉っぱ大きがったがらこごさ付けだの」
「イノシシに起ごされちゃったあっちの広い畑のジャガイモで作ったサラダ、マカロニは柔っこぐしたの」
「あー、これは砂糖固まってだの、包丁で叩いだんだげどダメで、水に漬けだら溶げでボダーンて落ぢっちゃって甘ぐなったんだげどフキの煮物ね」
「好間家さんのラーメンのスープに、グランドの畑のネギどニラ入ってるスープ」
さらに初夏らしくもう一品トコロテンが添えられていました。
開け放った窓、首を振る扇風機、水滴をいっぱいつけたヤカン。もう夏ですねえ。
さて、ちびっこ人参がかわいらしく、また大変おいしかったので、きれいに写真を撮りたいと思ったのですが、私の腕が悪いのでどうにもうまくいきません。
「一口齧って撮ってみっかなあ・・・」などと言っていたら、いわきを代表するアートディレクター「かたぎしよしえ」さんが直々に「どれあだし齧ってやっから」と一口齧って手に持ってくださったんですが、なんだかさっぱりピンと来ない写真になってしまいました。どこを齧ったのかすらも分からないという有様で、もうなんというか本当に申し訳ありません。
そんなこんなで北二区では、気負うことなく、のんびり、ゆったり、いつも通りの「つどいの場」が行われていました。「また来月ねー」と解散。なかよしこよしの帰り道です。
文・写真/江尻浩二郎(いごく編集部)
公開日:2020年06月12日
「みんな元気だった?」北二区に「つどいの場」が戻ってきた!