シルリハで暑さに負けない体を!

作町東集会所


 

平地区の南東部、住宅や団地が立ち並ぶ作町地区の集会所では、カラオケ、民謡、太極拳など、さまざまなつどいが連日のように開催され、地域の方々が生き生きとした生活を送る糧になっています。今回はそんな作町地区の集会所で、シルバーリハビリ体操、略して「シルリハ体操」をみんなで行うとのことで、いごく編集部も参加してきました!

 

午後の日差しが差し込む中、6名の参加者が集いました。

 

盆をすぎてますます厳しくなる暑さ。この日のいわき市小名浜の最高気温は32.3℃。30℃を超えることなどあまりない小名浜でこの気温ですから、平の作町はきっと猛暑日を記録していたことでしょう。そんな作町の一角にあるこちら、作町東集会所に伺ってみると、猛暑にもかかわらず、地区内の父ちゃん母ちゃんが続々と集まってきました。

 

こちらが作町東集会所。地区のコミュニティーの中心地です。

 

さっそく私も集会所の中に入ってみます。入り口には新型コロナウイルスの感染防止のため、アルコール消毒液と検温機が置いてあり、参加者リストに名前と検温機で測った体温を記入します。かなりしっかりとした感染症対策が取られていました。

 

検温+アルコール消毒+記名! 感染症対策はバッチリです。

 

外の猛暑とは打って変わって、集会所の中はクーラー全開でとっても涼しい! 熱中症対策も万全です。

 

外の暑さなどどこ吹く風といった具合にガンガンに効いていました。

 

当日は地区内の父ちゃん、母ちゃん合わせて6名が参加。「今日は暑いからあんまり人多くないけど、普段なら20人くらい集まって集会所がいっぱいになるんだよ〜」とのこと。

 

参加者の方の畑から取れたという野菜が販売されていました。どれもおっきいし美味しそう!

 

さて、お約束の時間になると、まずは作町地区オリジナルの「むつみ会の歌」の斉唱からスタート。このむつみ会とはこの地区の父ちゃん母ちゃんの集まりの名前なんだそう。シルリハ体操意外にも、趣味の集まりや集会があると、いつもこの歌を歌うことから始まるんだそうです。

 

この歌を歌うことで作町の絆の強さを確かめます。

 

歌の斉唱が終わるとさっそくシルリハ体操に移ります。シルリハ体操は筋力向上や関節の可動域の改善に効果があると言われる体操で、立って行う体操、座って行う体操など「いつでも」「どこでも」「だれでも」行える体操として考案されたものです。この日は座って行う体操を実践。筆者もみなさんに混じって体操をしてみました。

最初は上半身を動かす体操から。動作がゆっくりで呼吸を整えながら行う体操なので、まさに「だれでも」簡単に行えます。そして、実際に体操をしてみると、見た目以上に手応えのあるものになっており、今回のような座りながらの体操でも十分いい運動になります。

 

無理せずゆっくりとやることがポイントです。

 

そして後半は下半身の運動です。こちらもみなさんと一緒に体験させていただきましたが、まだ20代の筆者でも相当な手応えを感じる内容でした。特に、足を浮かせながらその浮かせた足を手で下に押し込むという体操。みなさん涼しい顔でこなしていましたが、私はかなり必死になってやってしまいました。。。作町の父ちゃん母ちゃん、みなさん本当にお元気で驚かされます。。。

 

ご覧の通り涼しい顔でこなしてらっしゃいます。

 

さて、1時間のプログラムが終わり、もう一度「むつみ会の歌」を歌ってこの日のシルリハ体操は終了となりました。

参加者のみなさんにお話を聞いてみると、作町のこちらの集会所ではシルリハ体操意外にも、毎週定期的に民謡、カラオケ、太極拳などさまざまな心と体を健康に保つ活動が行われているんだとか(カラオケのクラブはいわき市代表で県大会に出場したこともあるんだそう!)。高齢者の孤立などの問題がクローズアップされがちな団地を抱える地区にもかかわらず、作町地区はとっても健全な地域コミュニティが形成されているようでした。

 

みなさん本当に仲がよさそうでうらやましい! たくさんお話を聞かせていただきました。

 


公開日:2020年08月26日

作町東集会所

震災時に平市街地の被災者の復興住宅として建てられた作町東団地の一角にある集会所。団地の住人のみならず、作町地区に住む人々がつどう。カラオケや太極拳などの心と体を元気に保つ活動が盛んに行われている地区のコミュニティの中心地。

所在地
いわき市作町2丁目
活動日
毎週金曜日(現在はコロナの影響で月3回)