いごくがグッドデザイン賞「金賞」を受賞

ファイナリスト第5位にも選出!


 

このたび、いわきの地域包括ケア「いごく」が、2019年度のグッドデザイン賞におきまして金賞・ファイナリスト第5位となりましたことをお知らせいたします。

2019年度のグッドデザイン賞では、応募のあった4772件を対象に審査を実施し、1420件がグッドデザイン賞を受賞。そのなかから、独自性、提案性、審美性、完成度などの面において特に素晴らしいものが「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれ、その「ベスト100」から、さらに厳しい審査を行って「大賞」や「金賞」が選ばれるという、日本最大のデザインコンペです。

 

グッドデザイン・ベスト100の証明書

 

いごくは、このうち「グッドデザイン・ベスト100」に選ばれただけでなく、見事「金賞」にも選ばれ、さらに、大賞を選ぶための最終プレゼンに駒を進める「ファイナリスト」にも選出されました。グッドデザイン賞の受賞理由について、審査委員の方からは、こんな評価を寄せて頂きました。

全ての人にとって「死」や「老い」は必ず訪れるもの。そういった現実から目を背けがちな現代において、最後の瞬間を笑顔で迎えられたらどんなに素敵だろう。極めてユニークかつ前向きなこの取り組みは、全国に大きなインパクトと強烈なメッセージを与えることになるだろう。何よりも、イベントに参加した高齢者がありったけに破顔している様子がとても強く記憶に残り、羨ましくさえ感じた。挑戦的な企画の作り方、制作物の完成度の高さ、多世代への影響力の大きさなど総合的に高い評価となった。また、行政が主体となって進めている点にも心から拍手を送りたい。

 

ファイナリストに選ばれ、柴田文江審査委員長からバッジをつけてもらう編集長の猪狩

 

人で埋め尽くされた会場で、堂々の最終プレゼン!

 

唯一の「地方発」であり、形のないコミュニティデザインのプロジェクトということで期待も高まりました。最終プレゼンでは、いごく編集長の猪狩僚が1000人を超える来場者の前で発表。いごくが始まった経緯や課題の背景、死をタブー視せずに語れる場づくりの必要性や、すでにいわき市内で「いごいて」いる医療・福祉・介護のプレイヤーの皆さんの頑張りを、熱を込めて語りました。

いごく以外にファイナルに進んだのは、富士通、SONY、無印良品、FUJIFILMと、日本を代表するナショナルブランドばかり。いずれもハイクオリティなプロダクツやプロジェクトを手がけており、日本最高峰のデザインを決める今年のファイナルは、例年以上に手に汗にぎる展開となりました。

投票の結果、いごくは第5位。グッドデザイン大賞は、FUJIFILMによる「結核の迅速診断キット」でした。ファイナルに進んだ5つの中では最下位という結果ですが、1470件あるグッドデザイン賞のうちのファイナリスト、トップ5ですので、その時点で奇跡的な結果。私たちのデザインだけでなく、いわきで医療・福祉・介護や地域づくりに関わる人たちの「いごき」が評価されたものであり、本当にうれしく、誇らしく思います。

 

結果は、堂々の第5位。各社ともすばらしい最終プレゼンでした

 

2011年の東日本大震災に続き、台風19号による大水害が発生し、復旧のための険しい道中にあるいわき市ですが、これからもますます医療や福祉、防災のレベルを高め、地域の絆を深めていかなければいけません。今回の受賞に満足することなく、企画力や発信力をさらに高め、地域づくりに資するプロジェクトを展開していきたいと思っております。

また、日本を代表するデザイナーの皆さんから審査して頂いた賞です。この評価に傷をつけることのないよう、さらにデザインの精度を高めつつ、いごくらしいデザイン、いごくらしい発信を今後も継続して参りたいと思っております。地域の父ちゃん母ちゃん、いごきまくっている現場の皆さん、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

ただいま絶賛「紙のいごく vol.7」の校正作業中。今後のいごくに、ご注目ください。

 

2019年グッドデザイン賞における「いごく」の概要

 

受賞対象名:地域包括ケア 【いわきの地域包括ケアigoku(いごく)】
受賞結果:金賞、ファイナリスト第5位

事業主体名:福島県いわき市役所地域包括ケア推進課
分類:地域・コミュニティづくり
受賞企業:igoku編集部 (福島県)
受賞概要:2019年度グッドデザイン賞受賞概要

概要:マザーテレサの言葉「人生の99%が不幸だったとしても最後の1%が幸せだった人は幸せです」。それに反するかのように、この国では、死は縁起でもないものとして目を背けられ、結果、人生の最期に、本人や家族は大変な思いをされます。 一番大切な最期のために、「いごく」は「老・病・死」にスポットライトを当てる取組を展開しています。

デザインのポイント
1、老病死という重いテーマに対し、「縁起でもない」から「前向きかも」と感じられるコピーとデザイン
2、高齢の方からその方のご家族(40~50代)と幅広い対象に向けた、WEB・紙・映像と多様な発信媒体
3、市民だけでなく医療や介護のプレーヤーも巻き込み参加したくなる(ゆるゆるな)ブランディングイメージ

デザインチームメンバー
プロデューサー:猪狩 僚(いわき市地域包括ケア推進課)
ディレクター:渡邉 陽一(株式会社 植田印刷所)
編集・ライター:小松 理虔、江尻 浩二郎
リサーチャー:江尻 浩二郎
映像撮影・編集:田村 博之(アウトバックフィルム)
デザイナー:髙木 市之助

活動開始:2017年9月
価格:0円 (無料)
販売地域:日本国内向け

 


公開日:2019年11月01日