いわき市地域包括ケア推進課が主催する年1回のイベント
自分が死ぬときって、どんな感じだろう?
身近なものに感じない「死」
でもいつも隣にある「死」
「死」に思いを馳せる、そんな1日。
いごくミーティング 2023 ジンセイカイギ
今年のテーマはACP(人生会議)
ACPとは……
本人や家族、医療・ケアチームが一緒に話し合いを重ね、本人や家族の想い、希望を明らかにし最善のサポートをするために必要となるプロセスについて考える
自分では「どうにでも、なるようになれ」と思っていても、いざ何かを選択する局面や図らずも岐路に立たされた時、必ず誰かが進む方向を決めなければなりません。
延命治療を続けるのか? 人工呼吸器をつけるのか? 緩和ケアを選ぶのか?
それはそれは、重たい選択の繰り返し。
家族を見送った人は、「あの時の、あの選択は本当に本人も望んでいたのか?」と答えのない問いに悩むことが少なからずあるでしょう。
自身の終末期を考えることは、自分の想いをかなえるとともに家族への思いやりでもあります。
これまで、“人生のしまい方”について誰かと話したことはありま委か?
最後に食べたいものは何? 会いたい人は誰?
話しておきたい気もするけれど、今じゃない気もする。
自分の気持ちを話しはじめるのも、何だか照れくさい。
なんとなく目を背けがちな「死」について、
ひとりで考えていると気が重くなってしまいそう。
だからこそ、一緒に考えてみませんか?
これからの道しるべになったらいいなぁ……的なイベント。
今回は、テーマになぞらえた4つのプログラムをご用意!
要予約のものもあるので、ご注意ください。
申込フォーム https://logoform.jp/f/fWnMP
①映画「痛くない死に方」上映会・原作者トークショー
アリオス中劇場 開場12:30 開演 13:00 要予約
《STORY》
在宅で医療を受ける終末期の患者とその家族、そして、彼らと向き合う若手医師の葛藤と成長を描く。医師として何ができるのか。患者の「人生」に寄り添う“在宅医”の在り方を模索していく。
当日は、映画の原作者である長尾和宏先生にお越しいただき、トークショーを開催。
在宅医療の現場を経験し、2,000人以上を看取ってきた医師だからこそ、聞けるお話があるかもしれません。
②人生会議啓発「どせばいい?カード」体験会
アリオス中劇場ホワイエ 予約優先
10:00~ 11:30~ 15:00~ 計3回
青森市の社福法人中央福祉会 特別養護老人ホーム三思園が考案した「どせばいい?カード」は、「死」について楽しく気軽に語り合い、ACP(人生会議)を疑似体験できるカードゲームです。「どせばいい?」は津軽弁で「どうしたらいい?」の意。カードに書かれているのは津軽弁。まさか、津軽弁講座が同時開催!?
人生の終末期、いろんな場面で「どせばいい?」と思う瞬間があるはず。カードゲームの中で「自分って実は、こんな風に思ってる?」みたいな新しい発見がある!かも。
終活前の準備運動、肩慣らし!楽しく笑顔で、考えてみよう。
③「わたしノート」を書いてみよう
中劇場ホワイエ 10:00~
最期の暮らしとはどんなもの?「わたしの想いをつなぐノート」は、最期をどう過ごしたいかを綴るものです。
当日は、終末期を在宅で過ごすことを想定した居室を再現する予定!
どんなベッドで、どんな格好で、どんな医療器具を使って……
想像を膨らませながら、自分の希望を書きつづってみませんか?
ケアマネジャーや薬剤師、訪問看護師など終末期に携わる方々の協力のもと、あなたの希望は何か、考えるお手伝いをします。
④認知症啓発パネル展示&カードゲーム
カンティーネ 10:30~
『認知症フレンドリーな社会をつくろう』をテーマとしたパネルを展示。
ブースでは2種類のカードゲームをご紹介します。
「懐話ふだ」は、認知症の進行緩和に有効とされる『回想法』をゲームにしたもの。
「時代カード(幼少期~つい最近)」と「思い出カード(笑ったこと、好きな食べ物など)」を組み合わせて、これまでの人生のことを振り返ながら周囲の人と語らうゲームです。
「旅のことばカード~認知症とともによりよく生きるためのヒント~」は、カードに書かれたキーワード「旅のことば=よりよく生きるための工夫」をテーマに、起こり得る状況や経験について語り合います。
他人事ではない「認知症」とともにより良く生きるヒントを見つけよう。
是非ご参加ください!!
公開日:2023年09月06日