つながるのは鶴だけじゃない

つながる!千羽鶴プロジェクト!


 

 

 

新型コロナウイルスの影響で、つどいの場の休会が続いているところが多くなっています。そんな状況下、市内川前地区では「つどいの場が開催されても開催されなくても出来る活動」を模索し、「小川・川前地域包括支援センター」の呼びかけで「つながる! 千羽鶴プロジェクト!」がスタートしました。

 

キャッチコピーは「つながるのは鶴だけじゃない!? あなたもわたしも、地域も、知らない誰かも! みんながつながる☆」です。

 

 

 

 

その内容は以下のようなものでした。

 

ひとりの時は自宅で折り鶴づくり
つどいの場が開催されたら持ち寄って、つなげてみましょう! ひとり一つでも、積み重ねれば千羽に近づく!

 

無理せずできることを分担!
全てを一人で頑張らなくてもOK!

 

手先をつかう作業は、認知症予防にもピッタリ!
肩こり予防の運動もしてみましょう! わからないところは、ご近所さんにお電話などで教えてもらいましょう!ひとりじゃないから心強い! 誰かの笑顔のために頑張れる! ステキなことです!

 

仲間が増えると楽しいです!
ふだん、つどいの場には参加していないご近所さんにもぜひお声かけください。

 

千羽鶴でエールを送りましょう
今、頑張ってくれている医療従事者や介護事業所の方に、感謝の気持ちを込めて、千羽鶴で工ールを送りましょう。

 

 

これに賛同し参加したのは五味沢地区、高部地区、志田名地区、上桶売地区、下桶売地区の5地区。

 

五味沢地区の活動の様子はこちらの記事もぜひ御覧ください。

 

 

ドビュッシーと光

 

 

医療従事者の方々への贈呈式は、12月11日、「令和3年度川前地区高齢者等支援ネットワーク連絡会検討会」の中で行われることに決まりました。

 

 

 

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12月11日、川前公民館。「令和3年度川前地区高齢者等支援ネットワーク連絡会検討会」が開催されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

簡単にご紹介しましょう。今年度は『健康長寿で生き抜くために』というテーマで3つの講話が行われました。

 

一つ目は、小川・川前地区保健福祉センター、保健師の飯塚てい子さんによる「健診結果から見えてくる地区の健康課題」。様々な健診データを参照しながら、川前地区に特徴的な疾患である高血圧や肥満症について、その現状分析や生活行動に関する注意喚起などがなされました。

 

二つ目は、山内クリニック院長、山内俊明先生による「~山間地・無医村でも大丈夫~健康長寿で生き抜くための健康管理」。家庭血圧を測ることの重要性、また具体的な数字や症状などを挙げながら、治療を受けるべきタイミングなどについてのお話がありました。

 

三つ目は、平消防署川前分遣所、木村賢哉所長による「もしもの時の119番に備えて」。「いいから早く来て」などというあわてた通報例が音声で示されたほか、救急現場でよくある様々なトラブルが挙げられ、その際注意すべき点などが具体的にわかりやすく解説されました。

 

その後は座談会となり、実体験に基づいた感想や、講師への感謝の言葉が語られました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に千羽鶴の贈呈式です。プロジェクトに参加した5地区を代表して、五味沢地区見守り隊隊長・根本久一さんが医療従事者への謝辞を述べ、山内俊明先生に繊細なグラデーションの千羽鶴が手渡されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

このプロジェクトの事務局である「小川・川前地域包括支援センター」の担当窓口・藤舘友紀さんは「三千羽くらいできてて・・・、作ってもらってはいるけど私が預かってないものもあって、それを集めるとものすごい数になりますね」と確かな手応えを感じているようでした。

 

この日参加していた高部地区の方は、「きれいに仕上がっていてびっくりした」「折り鶴作りが楽しくなっちゃって自分でも千羽鶴作りに挑戦してみようと思って始めてみた」などとお話していました。

 

そのほか、「ちゃんと出来上がるか心配だったけど完成してよかった」「まだ残っている折り鶴は、今度は介護事業所に贈ろう」などという声も聞こえているそうです。

 

五味沢地区ではちょうど千羽鶴が完成した回が通算100回目の集会だったとか。額装された記念写真を見せていただきました。おめでとうございます。

 

 

 

 

「コロナ禍で集まれない」とみんなが頭を悩ませる中、シンプルで力強いプロジェクトがこのように実を結びました。どんなときでも粘り強く方法を探せばきっと道が拓けるのでしょう。まだ集められていないたくさんの折鶴はこれからどうなっていくのか。今後も注目していきたいと思います。

(終)

 

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プロジェクト名:つながる!千羽鶴プロジェクト!
問い合わせ:小川・川前地域包括支援センター(担当:藤舘)
電話:0246-83-1411

 

 

 


公開日:2021年12月17日

つながる!千羽鶴プロジェクト!

「つながるのは鶴だけじゃない!? あなたもわたしも、地域も、知らない誰かも! みんながつながる☆」をキャッチコピーに、コロナ禍下でのあたらしい「つどい方」を模索したプロジェクト。